■ CDプレーヤーのトラブル (2013.3.27)



このところCDプレーヤーが不調である。どうもCDをスムーズに読み込んでくれない。落ち着いて音楽を楽しめないのが残念である。






現象としては、最初のトラック(TOC)からまったくNGのときもあれば、途中で次のトラック指定ができずに先頭トラックに戻ってしまうとか様々だ。聞いている途中で、トラック飛びのような異音(チッチ)が出ることもある。CDのトレイ上への置き方を変えると、問題なく読み込むときがある。

CDとしては、輸入盤とか、それも廉価ボックスとか、さらには中古盤をかけると、どうもスムーズに読み込んでくれないようである。目視ではいずれも大きな傷とかはないのだが。トラブルCDの、ひとつは、Madein Hollandの表示がある。他のものは Made in EU。国内新盤は比較的問題がないようだ。

ところが、しゃくなことに、このトラブルCDを試しに手持ちのCDラジカセに掛けると、これがまったく問題なくかかるのである。トレースにいささかの不安も感じさせない。



使用しているプレーヤーは国産A社の2011年発売のCD専用モデル。オーディオ評論家の推薦モデルでもある。CDラジカセの何倍もの価格の高級機だ!CDプレーヤーの問題なのか、CD自身の問題(盤面のコンディションとか)なのか判断できない。

販売店に持ち込んでテストさせてもらうと、同一モデルではやはり問題が出る。さらに同じメーカーの、10年前の高級機(中古)のテストでは、ちゃんと読み込んでくれる。動作も安定している。かつての高級機のノウハウが、最新モデルの設計に、生かされていないのか、との感を受ける。

トラブルCD(傷あり、偏心ディスクなど)に対して、高級機は弱いとの話を販売店とかメーカーの品質保証部門から聞く。サーボは弱めにかけてあるので云々……とか。サーボ量と音質がトレードオフの関係にあるのか?そんなことはないだろう。誤った設計で過度にセンシティブなだけではないのか。高級プレイヤー(高音質を謳う)であればあるほど、トラブルCDに対して強いものであって欲しい。



戻る  Home