■ オーディオ・ノート社 近藤公康会長の訃報 (2006.1.26) 訂1


オーディオ・ノートの会長 近藤公康さんが 亡くなったとのこと。
2006(平成18)年1月9日 米国ラスベガスの出張先で死去したとのこと。享年 66歳。

1月4日から ラスベガスで開かれた「T.H.E.SHOW オーディオ・ショウ」に出展のため社員ら4人と出張していましたが、
9日朝 宿泊先のホテルで亡くなっているのが発見されました。

CBSソニーを経て、1976年(昭和51年) (株) オーディオ・ノート 創業。
創業当時に発表した「銀線ケーブル」はセンセーショナルな話題を引き起こしました。
オーディオ伝送ケーブルの革命を日本オーディオ界へもたらした、といって良いでしょう。
その余韻はいまなお続いています。
海外では尊敬をこめて、「silver smith」と呼ばれるそうです。


(追伸)
近藤公康さんの業績については、以下の資料が詳しい。
◆雑誌『ラジオ技術』1992年8月号 「探訪・クラフツマンシップのある情景」 第5回 オーディオ・ノート
執筆者は小原由夫さん。

◆通夜(2006.1.30)の席には、トスカニーニの指揮で《タンホイザー》序曲が静かに流れていた。


近藤公康の青春 (『ラジオ技術』1967/4月号から)



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