■ 滋賀の都から竹生島へ (2009.3.15)

竹生島(ちくぶしま)の名は、加藤登紀子の歌う「琵琶湖周航の歌」に懐かしい。琵琶湖に浮かぶちっぽけな島とのイメージだったが、どうしてどうして、
実際に訪れてみると、遊覧船が定期的に発着する港をもった島のたたずまいである。

滋賀県長浜市に属するとのことだ。琵琶湖の北部に浮かんでいる。島の南部には、聖武天皇に由来するという宝厳寺がある。
本尊には、行基が彫刻した弁才天像(大弁才天)が安置されている。
この大弁才天は、相模の江ノ島、安芸の宮島と並び、近江の竹生島として日本三弁才天の一つだという。

三重塔は、江戸時代初期に焼失したといわれたものを、約350年(2000年)ぶりに復元。
国宝の唐門は、豊臣秀頼が豊国廟から移築させたもの。豪華絢爛といわれた桃山様式の唐門の代表的遺構である。

最南部には、都久夫須麻神社(竹生島神社)がある。竹生島神社は、明治初年の神仏分離令によって、宝厳寺から別れたものらしいが、
いろいろ事情があるようだ。

◆遊覧船の発着所から宝厳寺へ登る参道をのぞむ


◆遊覧船の発着所


◆宝厳寺 本殿


◆三重塔


◆国宝・唐門


◆竹生島神社





戻る