■ 新国立劇場 《ばらの騎士》 (2015.6.2)




2015.6.2(火) マチネー公演
前回公演(2007.6)→こちら の様子がよみがえってきた。新鮮な空気を感じたのを覚えているのだが、今回はより成熟したプロダクションになっているのだろうか。

なかなかの満足感をもって公演を見終わりました。
かなり東フィルも頑張ったのでは。全編に流れるワルツの調べにしても、よき時代のウィーンの香りがただようとか――行ったことはないけど。
歌手陣は日本人も頑張ったのでは、アンニーナの加納悦子さんなど。妻屋秀和さんはさすがの貫禄。





このオペラ、やはり元帥夫人がキモだと思うのだが。彼女には、どうしても成熟した女性像を期待する。世の中の酸いも甘いもかみ分けたといった女性か。本日の元帥夫人、何回もくりかえしオペラグラスをのぞいたのだが、立ち居振る舞いにしても、若くてちょっと元気すぎといった感を受けた。
カーテンコールではブラボーの声が飛んでいましたね。

セットが簡明。第1幕は元帥夫人の部屋ですっきりした様子。しかし、その部屋で、修羅場のベッドをそのままにして、外来者と会うなんてことがあるのだろうか――演出の意図?第2幕は豪華な雰囲気だが、新興貴族であるが故のミスマッチがあるのかも。
1、2幕ともに、部屋と扉をへだてた廊下の様子が同時に見えるのは、おもしろい工夫だ。芝居に奥行きが増える。部屋の外に出たとたんに本心をむき出しにするなどの演出があった。

<出演>
指揮:シュテファン・ショルテス
演出:ジョナサン・ミラー

元帥夫人:アンネ・シュヴァーネヴィルムス
オックス男爵:ユルゲン・リン
オクタヴィアン:ステファニー・アタナソフ
ファーニナル:クレメンス・ウンターライナー
ゾフィー:アンケ・ブリーゲル
マリアンネ:田中三佐代
ヴァルツァッキ:高橋淳
アンニーナ:加納悦子
警部:妻屋秀和
テノール歌手:水口聡

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団


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