■バルトークのCDBox (2012.4.29)

新宿に出ると徘徊するルートは決まっているのだが。紀伊國屋から隣のXXユニオンを回ってくるのが定番である。久しぶりにタワーレコードの新宿店に顔を出した。リニューアルとかでフロアの移動があったようだ。クラシック売り場は10Fへ移ったとのこと。

フロアは広く明るい。広さは渋谷店に匹敵するのではないか。展示点数もかなりのものだ。一通り歩き回ってチェックしたが品揃えも充実している。廉価DVDデアゴスティーニのオペラ・シリーズまで置いてあったのはなかなか。点数の多さにちょっと興奮。購買意欲を刺激されてしまった。HMVは池袋店も閉店しいまや全滅状態。そんななかでタワーレコードが一人頑張っている感がある。それにずっと続けているタワー独自の復刻シリーズも意欲的である。


さんざんチェックして結局手にしたのは廉価Box。このところ新品にしても中古にしても手を出すのはBoxに限られている。網羅的にレパートリーが広がるのが魅力的だ。それになんと言っても安価なのは当然のメリット。

10CDのバルトークのボックス物(membran)。千円をわずかに超えた価格。例によって著作権切れのコンテンツをかき集めたもの。1950年代の旧グラムフォン系の録音が多いようだ。録音状態もマチマチ、ステレオ/モノラルも混在。フリッチャイとかクーベリックの指揮も収められている。バルトークの自演も。

目についたのはこんな曲目
・管弦楽のための協奏曲:クーベリック/RPO
・弦打楽器チェレスタのための音楽:フリッチャイ/RIAS
<バルトーク自演>
・2台のピアノと打楽器のためのソナタ
・ミクロコスモス
・ヴァイオリン・クラリネット・ピアノのためのコントラスト
ベニー・グッドマン、シゲティそれにバルトーク自身のピアノ。初演のメンバーか。
曲自体にはインスピレーションが感じられないのだが
・青ひげ公の城:フィッシャー=ディースカウ、フリッチャイ
これはステレオで録音も良い。歌手/オケともに演奏が優れていると感じた


<全収録曲>
1 オーケストラのための協奏曲:クーベリック/RPO
2 弦・打楽器・チェレスタのための音楽:フリッチャイ/RIAS
ダンス組曲:マルケビッチ/PO
3 ピアノとオーケストラのためのラプソディー/フォルディス、フリッチャイ/RIAS
2台のピアノと打楽器のためのソナタ:バルトークほか
4 ピアノ協奏曲第2、3番:
ゲザ・アンダ、フリッチャイ/RIAS
ジュリアス・カッチェン、アンセルメ/スイス・ロマンド
5 弦楽四重奏曲第2、4番:ヴェーグ・クワルテット
6 弦楽のためのディベルティメント:フリッチャイ
7 ミクロコスモス
8 ヴァイオリン協奏曲第2番:メニューイン、フルトヴェングラー/PO
2つの肖像:クーベリック/RPO
9 子供のために:ゲザ・アンダ、バルトーク
ヴァイオリン・クラリネット・ピアノのためのコントラスト:ベニー・グッドマン、シゲティそれにバルトーク
10 青ひげ公の城:フィッシャー=ディースカウ、フリッチャイ


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