■ クァルテット・エクセルシオ定期演奏会2025
第48回 東京定期演奏会 2025-6-12(木) 東京文化会館 小ホール
エクセルシオはメンバー交代のようだ。第2ヴァイオリン(北見春菜)が退団とのこと。当面は第2ヴァイオリンにはゲスト奏者を迎えるとのこと。
本日のコンサートでもアンサンブルや音色にすこし荒さを感じたのだが、メンバー交代の影響とは思えない。
ベートーヴェンの5番。これはベートーヴェンの弦楽四重奏曲のなかでは、なかなか雰囲気が変わっていますよね。どこか家庭的な雰囲気を感じる。
ベートーヴェンらしいギスギス感が薄い、リラックス感があります。リズミック感も。第2楽章はメヌエット。第1楽章を延長した雰囲気だ。
第3楽章から第4楽章へと変奏が続く。
どうもバルトークの弦楽四重奏曲の聞き方がわからない。この第1番にしても、開始から緊張度の高い無窮な響きがつづく。つかみ所がないですね。
4番あたりと対比して聞き込む必要があるようだ。第3楽章、第4楽章とテンションが上がる、どんなメッセージをもっているのだろう。
《ロザムンデ》 第2楽章なんか、もっとリラックスした演奏を聞きたかったですね。
室内楽の演奏会には、やはり小ホールがぴったりですね。
ステージを取り囲んで座席が配置されているし、座席の前後に余裕があり、
足を伸ばせるのが気に入っています。
天井が高いのは音響的にメリットがあるのかな
<プログラム>
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第5番 イ長調
バルトーク:弦楽四重奏曲第1番
シューベルト:弦楽四重奏曲 第13番 イ短調
<演奏>
西野ゆか(ヴァイオリン)、吉田有紀子(ヴィオラ)、大友肇(チェロ)
ゲスト:粟津惇(ヴァイオリン)