■ みなとみらいの大野和士 (2005.09.25)



ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)オーケストラの来日公演。
25日(日) みなとみらいホールへ行ってきた。
音楽監督をつとめる大野和士が率いる、いわば凱旋公演だ。



ラヴェル 《ラ・ヴァルス》
ラヴェル 《シェエラザード》 (S) エレーヌ・ベルナルディ
ラヴェル 《ボレロ》
リムスキー=コルサコフ 《シェエラザード》





前半はオール・ラヴェル、後半は《シェラザード》へつながる、考えられた楽しめるプログラム。オケのコンマスは女性。かなりエキストラが入っているようだ。Vn群には日本人女性の弾き手が数人見える。

座席はLBブロックなので、オケの全体の響きは確認できないが、指揮者の様子がよく分かる。
大野和士の指揮は、一段とスケールアップしたのではないか。余裕の指揮ぶりである。
また、楽団員が全幅の信頼を寄せていることがわかる。

後半は、リムスキー=コルサコフの《シェエラザード》。色彩豊かな演奏。
特に管楽器群はそれぞれ特色を出す。金管はパワーがある。
ただオケとしてはあまり弾き慣れていないのか?の感があった。

横浜の観衆からは地元でもあり温かい拍手があった。
アンコールはシェラザードから第2部、一段とこなれた柔らかい響きでgood。
拍手が続くが、最後はコンマスを引き連れて退場。


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