■ 東京・春・音楽祭 大野和士・都響 ベルリーズ:《レクイエム》


東京文化会館 大ホール 2015.4.12(日)


このところ都響を3連チャンで聞いている。今日はその最終日。
新たに都響音楽監督に就任する大野和士への期待が高いようである。ベルリーズの大作《レクイエム》とあって会場も文字通りの満席だ。

舞台にはティンパニがずらりと並ぶ。太鼓の数は17個ほど見える。奏者は7人のようなので、正確にはティンパニ 7セット(台)と言うべきか。男女の合唱は100人を超える規模。バンダは4組らしいが、4階席からはせいぜい2階客席に設置されたバンダしか見えない。

とんでもない大編成である。ベルリーズがフランス政府から作曲を依頼されて、それに応えようと張り切ったからのようだ。この大規模曲の実演に接するのは初経験だ。

「怒りの日」では、すべてのティンパニが一斉に打ち鳴らされ、バンダも鳴り響いて、とんでもない大音響。これ以上の音量の経験はないな!まさにホールが割れんばかり。

終曲もティンパニの静かな連打とともにアーメンが聞こえた。
もうこの先、これ以上の大規模な演奏に出会うことはないだろう。


(追伸)
大野和士公式サイト http://www.kazushiono.com/ をクリックすると、Forbidden のエラーが出るのはなぜだろう?

<プログラム>
ベルリーズ:《レクイエム》
指揮:大野和士
テノール:ロバート・ディーン・スミス
管弦楽:東京都交響楽団
合唱:東京オペラシンガーズ


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