■ 東京都交響楽団 大野和士 海外ツアー (2016.1.26)

大野和士のホームページ などでは、都響と大野和士が、都響創立50周年記念として、2015/11月からヨーロッパをめぐり演奏旅行を行うことが発表されている。
詳細スケジュールはこちらに詳しい。
2015/11/13 ストックホルムを皮切りに、その後アムステルダム、ルクセンブルク、ベルリン、エッセン、ウィーンと、5カ国 6都市をめぐるもの。

全行程は10日間ほどか、かなりの強行スケジュールのようだが、現地の様子は、なかなか伝わってこない。
ようやくインターネットで拾い出したのは次のような記事。ウィーン公演の様子がアップされている。⇒ こちら (たまにはオーストリアちっく パート3)

2015/12/20発売の『音楽の友』2016/1月号には、この海外ツアーの様子がレポートされている。ツアーは終始緊張感溢れるものだったようだ。なにしろ、渡欧初日の真っ最中に、あのパリ同時多発テロが勃発したのだから。

地元ホールの年間シリーズに客演するというスタイルだった。たとえばベルリンフィルハーモニーではオーケストラ・シリーズのひとつ。都響のほかに、ミヒャエル・ザンデルリンク指揮辻井伸行独奏のドレスデンフィルなどの演奏もあったとのこと。

全体的には、現地で好評をもって迎えられたのか。記事によれば、ベルリンでは「…… チャイコフスキー第4番は、精密にコントロールされた繊細さと爆発力は、地元一部評論家の理解を超えたのかも」とあったが。

ツアーの最後はウィーン。ホールでの練習時間は30分しかなかったとか。日本人聴衆も多かったよう。コンサートマスター矢部達哉の言葉を紹介している。「どんな知らないホールでも、直ぐに対応する力がオーケストラに必要だと痛感されられました」と。





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