■ 大野和士 トゥランガリラ交響曲 (2018.1.18)
都響 第847回 定期演奏会Aシリーズ 東京文化会館 2018.1.18
先週に続いて都響の定期に出向いた。
冷たい夜風をさけてホールに入ると、客席には熱気があふれているようだ。
本日はメシアンの《トゥランガリラ》
冒頭から、大野の指揮はワクワク感を持って聴衆を引き込むよう。
おびただしい楽器が鳴り響き、まるで画布にあるだけの絵具を塗りたくったよう
土俗的でリズミックな響きが全体の基調となっている。
このテーマは曲中で何回か繰り返されたようだ。
なんと言ってもユニークなのが、あの「オンドマルトノ」
第2楽章なんか、まさにオンドマルトノのためにあるよう
ここぞとばかりにロマンティックな持ち味を発揮しましたね
演奏は1時間を超える大曲。
大野はエネルギッシュな指揮ぶり。都響もずっと節度を維持している
さすがに最後のフィナーレは思い切った大音量!
<プログラム>
ミュライユ:《告別の鐘と微笑み〜オリヴィエ・メシアンの追悼に》
メシアン:トゥーランガリラ交響曲
指揮:大野和士
ピアノ:ヤン・ミヒールス
オンドマルトノ:原田節
コンサートマスター:四方恭子
管弦楽 東京都交響楽団
↓写真はオンドマルトノ