ボストン交響楽団

銀行家ヒギンソンの後援で1881年に創立された。創立期の功労者はニキシュとムックで、その後モントゥー、クーセヴィツキー、ミュンシュなど3人の名指揮者が世界一流の楽団に育て上げた。

常任指揮者と時期は次の通り。ジョージ・ヘンシェル(1881-84)、ヴィルヘルム・ゲリッケ(84-89)、アルトゥール・ニキシュ(89-93)、エミル・パウア(93-98)、ゲリッケ(1898-1906)、カルル・ムック(06-08)、マックス・フィードラー(08-12)、ムック(12-18)、アンリ・ラボ(18-19)、ピエール・モントゥー(19-24)、セルゲイ・クーセヴィツキー(24-49)、シャルル・ミュンシュ(49-62)、エーリヒ・ラインスドルフ(62-69)、ウィリアム・スタインバーグ(69-72)、小澤征爾(73-)

メンバーにはフランス系の奏者が多いのが特色で、音色はひじょうに生彩がありアンサンブルもすばらしい。1960年ミュンシュとともに来日した。

1973年に小澤征爾が音楽監督に就任した。今年(1999年)は、記念すべき25周年になる。

(音楽之友社「標準音楽辞典」、ショーンバーグ「偉大な指揮者たち」ほか)

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http://www.bso.org