■ エクセルシオ 第47回東京定期演奏会    (2024-11-1)

クァルテット・エクセルシオの 第47回東京定期演奏会に行ってきた
2024-11-1(金) 東京文化会館 小ホール

最初のモーツァルト。ハイドンセット全6曲のひとつとのこと。落ち着いた雰囲気、すがすがしい印象だ。

次の四重奏曲。作曲の酒井省吾さんは、ゲーム音楽が活躍分野らしい。
最近はクラシック音楽にも取り組んでいるよう。演奏会の前に対談があったが、音楽は独学で習得したとのことだ。
率直な簡明な音楽と感じた。確かに前後をモーツァルトとベートーヴェンに挟まれるのはつらい。
人柄を表すような親しみやすさが伝わってくる。リズミックな楽章はゲーム感覚か。

ベートーヴェンの第13番。「大フーガ付き」は初めて聞きました ――この13番をそんなに聞き込んでいるわけではありませんが。
さすがに厳しい音楽です。エクも熱演でしたね。第5楽章の「カヴァティーナ」の静謐さが心に染みこんできました。
続く大フーガの激しさをちっとも予想させません。


<プログラム>
モーツァルト: 弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 K428
酒井省吾:String Quartet For Eku
ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130「大フーガ付き」

<出演>
◇ クァルテット・エクセルシオ
(ヴァイオリン:西野ゆか、北見春菜 ヴィオラ:吉田有紀子 チェロ:大友肇)




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