■ フランス室内楽の作品 フォーレ&ショーソン    (2024-5-29)
    神奈川フィルの名手による室内楽シリーズ  2024-5-29(水) 横浜青葉台フィリアホール

会場のフィリアホールは満席。平日のマチネーであるが、これはコンマスの石田泰尚の吸引力のようだ。開演前から熱気がみなぎっている。

プログラムは、フランス室内楽の2作品。フォーレとショーソンであるが、ショーソンは初めて聞く作品。協奏曲とはどういうスタイルなのか興味あり。

最初の演目「フォーレのピアノ四重奏曲」は、ロマンティックなメロディーにあふれた名曲ですね。
メンバーはそろって、いつも練習しているのでしょうか。アンサンブルも乱れがありません。第1ヴァイオリンの直江さんの音が厳しく浸透的に響きました。
これから彼女の活躍に期待したいですね。

ショーソンでは石田コンマスが登場。ひとり独立してヴァイオリンを弾くスタイル。冒頭からものものしく始まりました。どうも個人的にはしっくりこない作品でした。
映画音楽のようなイメージがなぜか湧いてきました。

残念だったのは座席位置。壁際席だった。壁に寄り添ってじっくり聞けるかなと思ったのだが。まったくの期待外れ。
音は混濁し演奏を聞き分けるなんてとても無理だった。音響環境には不満足。

<プログラム>
 ◆フォーレ:ピアノ四重奏曲1番 ハ短調
 ◆ショーソン:ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調
 [アンコール] 第2楽章

<演奏> [神奈川フィルのコンマスと首席奏者たち]
 石田泰尚(コンマス)
 直江智沙子(第2ヴァイオリン首席)、小宮直(第2ヴァイオリン首席)
 大島亮(ヴィオラ首席)、上森祥平(チェロ首席)
 津田裕也(ピアノ)




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