■ レグルス・クァアルテット メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第6番 (2024-7-18)
   Hakuju Hall リクライニング・コンサート   2024-7-18(木) 15:00

炎天のなか小田急を代々木上原で降りて、Hakuju Hallに向かった。
井の頭通り沿いにホールはあった。さすがにホール内は冷房が効いている。
ロビーからは新宿副都心が一望できる。
座席は文字通りリクライニング・シートでリラックス姿勢に調節できる。

本日のコンサートの主役は若手4人組のレグルス・クァルテット。
初めて聞く名前だが、2020年の結成とのことだ。同世代(30代?)のメンバーですね。
座席は最前列だった。弦の響きがガンガン伝わってくる。
メンバー相互のやりとり――視線をかわしている―― がズバリ眼前に展開された。
ヴァイオリンの吉江さんは譜面台にiPadを置いていた。ページ送りは足でやっていましたね。

冒頭のモーツァルトの最初の一音が弾かれた途端、後にひっくり返りましたね
こんな精密なアンサンブル! 間近に聞く、ヴァイオリンなど弦楽器のみずみずしい響き。ぐっと来ました。
第一ヴァイオリンの吉本さんのリーダーシップを感じる。
これぞ室内楽の楽しみ。
期待していたのは、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第6番。
姉の死を悼んで書かれたもの、メンデルスゾーン自身は「レクイエム」と呼んでいたのか。
さすがに厳しい演奏だった。作曲者の沈痛な声が聞こえる。

◆レグルス・クァルテット 2020年結成
吉江美桜(ヴァイオリン) 東條太河(ヴァイオリン) 山本周(ヴィオラ) 矢部優典(チェロ)

<プログラム>
モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調K.136
ハイドン:弦楽四重奏曲 第79番OP.76-5 ニ長調 第2楽章
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第6番 へ短調 Op.80
  アンコール バッハ:コラール「われいずこに逃れ行かん」BWV646





 







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