■ ヤルヴィ指揮 マーラー:交響曲第2番《復活》 (2015.10.03)
NHKホール (2015.10.3)
ホール前の代々木公園ではバスフェスタが開かれていた。懐かしいボンネットバスが並んでいたが、ちょうど展示終了時間なのか、帰路につく様子。写真は神奈川中央交通の「三太号」というもの。代燃車(木炭バス)の復元とのことだ。後で調べて知ったので、バス後部の木炭ガス発生器のメカニズムを撮りそこなってしまった。
NHKホールではN響の定期公演、本日はパーヴォ・ヤルヴィの登場。TVでの颯爽とした指揮ぶりに魅了されていたのだが、実演に接するのは初めて。大規模なマーラーの交響曲《復活》を振るのも待ち遠しい感があった。期待通りの快演でしたね。オケの潜在能力を引き出すコントロール能力が高いのだろうか。
冒頭から素晴らしいアンサンブルの切れ味。ぐいぐいと引き込まれた。快刀乱麻とはこのことか。どこか英雄的な雰囲気を感じたのだが。
第2楽章は対照的にニュアンスにあふれた指揮ぶり。テンポも緩急をつけて、ぐっと落としたテンポも。この楽章にいちばん共感しました。
第3楽章はいかにもマーラーらしいスケルツォ。オケの躍動を満喫。
第4楽章から第5楽章へ。壮大なフィナーレ。合唱にスケール感を感じなかったのは、座席位置(3R)の関係もあったようだ。
振り終わったあとの会場の拍手が、なぜか中途半端に始まりました。
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
管弦楽:NHK交響楽団(コンサートマスター 篠崎史紀)
ソプラノ:エリン・ウォール
アルト:リリ・パーシキヴィ
合唱:東京音楽大学