2015.10.8 ＮＨＫホール
2015年の音楽祭は放送90年記念でもあるらしい。本日はパーヴォ・ヤルヴィの登場。なぜかスゴイ人気だ。巨大なＮＨＫホール(４千人規模)に熱気が。どうにか入手したチケットはＤ席で３階の最後部近く。ここまでびっしり詰まった満席であった。
やはりステージが遠い。冒頭の《牧神の午後への前奏曲》にしても、パーヴォはいろいろ細工をしているのだろうか、残念だが細かなニュアンスは聞き取れない。茂木さんのオーボエはさすがに浸透力があります。ラヴェルの協奏曲はオケ、ピアノともに切れ味が鋭い。
《幻想交響曲》はオケは最大構成か。目につくハープは４台が並ぶ。ステージ外にも楽器(オーボエだった？)が配置されたようである。こちらはオケも気合い十分だった。大編成のオケに引き込まれるが、弦楽器の魅力が第一だなと感じた。スケールの大きな演奏を楽しみました。こういう曲は、まさにパーヴォ・ヤルヴィの術中にぴったりはまったのかな。ＴＶ放映もあるようなので、どんな細工をこらしているのか、楽しみ。
＜プログラム＞
指揮：パーヴォ・ヤルヴィ
ピアノ：ジャン・イヴ・ティボデ
管弦楽：ＮＨＫ交響楽団(コンサートマスター：篠崎史紀)
ドビュッシー：《牧神の午後への前奏曲》
ラヴェル：ピアノ協奏曲
ベルリオーズ：《幻想交響曲》
