■ 都響 第1012回 定期演奏会Bシリーズ  ショスタコーヴィチ:交響曲第8番  (2024-12-4)
    2024-12-4(水) サントリーホール

大野和士の代演で登場した指揮者のロバート・トレヴィーノは、かなりの実績を積んだヴェテランのようである。オケもしっかりコントロールしている:

最初のチェロ協奏曲もオケ/チェロともに爽やかな演奏であった。
ショスタコーヴィチの第8番はトレヴィーノの真骨頂の発揮された演奏か。
全曲に強い芯が通っている。強奏はホールを貫くような勢い。
もちろん都響もすごい。第1楽章のイングリッシュホルン(ファゴット?)の長いソロが印象的でしたね。

この第8は第7とセットで作曲されたようだが、どうもショスタコーヴィッチの意図はどこにあったのだろうか?ととまどう。
戦争の響きは感じられるものの、勝利の歌は聞こえない。最後はハ長調で静かに閉じるのだ。

プログラムに載っていた増田良介さんの言葉を引いておこう。
・彼の作品は全部体制批判だというような考え方は一面的に過ぎる
・彼は根っこの部分では、個人的な感情を音楽を通じて語る作曲家だった

<プログラム>
ハイドン:チェロ協奏曲 第1番 ハ長調
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調
・チェロ・アンコール曲:《鳥の歌》

<出演>
チェロ:伊藤裕
管弦楽:東京都交響楽団
指揮:ロバート・トレヴィーノ

<紹介>
指揮者:ロバート・トレヴィーノ(Robert Trevino) 大野和士病気療養のため代演。メキシコ系アメリカ人。
現在、スペインのバスク国立管弦楽団の音楽監督、イタリアのRAI国立交響楽団の首席客演指揮者を務めている。
2024/25年シーズンには、ミネソタ管、読響へのデビューや、フランス放送フィル、サンタ・チェチーリア管、チューリヒ・トーンハレ管、
ロイヤル・フィル、バーミンガム市響、大阪フィルへの再登場があった。
これまでに、北米の多岐にわたるオーケストラのほか、ロンドン響、ミュンヘン・フィル、ゲヴァントハウス管、バンベルク響、ウィーン響、
パリ管、トゥールーズ・キャピトル国立管、N響などに客演している。
オンディーヌ・レーベルから、ベートーヴェン交響曲全集、ラヴェル作品集、
ラウタヴァーラのヴァイオリンと管弦楽のための作品集、レスピーギのローマ三部作、知られざるアメリカ人作曲家の作品を集めた『アメリカの眺望』などをリリースしている。








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